練習法の説明

①こんな人に利用してほしい

この練習法で打つと

真っ直ぐ飛ぶ 

クラブを真っ直ぐ振るので      初心者、女性向き 

腰に負担をかけない

 自分を軸に回転しないから、 シニアなど体が動かなくなってきた方に。

打ち込める。

下半身を安定させるので     他でスポーツしてた方、向き 

②今までにない打ち方なので疑問？

ゴルフというのは、止まっているボールを打つ。

こんな簡単な事が出来ないなんて、自分はなんて駄目なんだ。と、思ったりします。

いえ、大丈夫です。みんなそうですから。そのことに苦労しているんですから。

でもこんな簡単なことが、何故出来ないか？

それはボールの前に立ち、横から叩くという、とてもやりづらくして打っているからなのです。

ちょっと例をあげますと、下に落ちてある物を掴むとき、上から掴みに行きます。

前足を出して、体をかがみこみ、上から掴み行きます。

それは下にあるから、上から掴みに行くのは当たり前と考えるのですが、しかしゴルフというのは、下にあるものを、両足そろえて立ち、屈みこんで、そして手を横から近づけて掴む。そんなやり方でボールを打つのです。

当然、そんな揃えた足は、屈む時にふらつき、、目の前の物を腕を振って横から、打ちにいけば、うまく物にあわせるの一苦労です。

しかしゴルフではこれが基本なのです。

まずスポーツの基本はなんだろうと考えてみます。すると、どのスポーツにも一番大事なこと、それは下半身の安定というものが多いのではないでしょうか。

素早く動くことに対応するために安定した下半身は、大事な要素です。日々下半身を鍛えるためにアスリート達はトレーニングしています。。

しかしゴルフは、先ほども書いたとおり、下半身は揃えた両足立ちのため、とても不安定です。

ゴルフに必要な動作、円回転運動をするため、ボールと平行に立ち、スイングしなければならないからです。球技スポーツの中で、ゴルフが他と違う難しさを持ってます。それはこの下半身の不安定から生まれる基本姿勢が原因と言ってもいいんではないでしょうか。

③なぜこんな打ち方になったんでしょうか？

大体の球技スポーツは目標方向に顔を向け投げる、蹴る、打つとういうのが一般的なのですが、ゴルフの場合、遠くに飛ばそうとして円の回転を最大限にするため、横に立つことで進化してきました。

回転してボールを叩いて飛ばすためにはボールの横に立ち、構える必要があるのです。

今のゴルフで教えてるスイング理論はすべて円運動を前提で教えられています。

実際、円運動が、ゴルフクラブの持っている能力を発揮させることになり、またそれを元にメーカーもクラブもそう作っています。

オンプレーン。楕円スイング。体重移動とリンクさせて、自分もそれを気にしながら、努力し練習しました。

色々な理論を読み、解説を読み、プロを真似て円運動のスイングを練習し、これが淀みなくスムーズであればあるほど、綺麗なスイングにもなると信じて練習したのです。

今でもそうでしょう。練習やレッスンの本を買う全ての人たちは何も疑問も持たず、飛ばすために進化したスイングを練習しているのです。

④それは非常に打ちづらい打ち方なのです

実際、円の動きは簡単です。中心点を軸にして回転させればいいのですから。

しかし人間が自分の体でやる場合、前と後ろがあるということを考えれば解るとおり、人間は前の１８０度しかないのです。残りの１８０度廻す事が出来ません。

つまり自分を中心にして回転が出来ないということなんです。

その人間が回転を起こし打つのですから、動き方は非常に難しくなります。

そして回転というのは、中心の軸が決まらないとぶれるし、回りだすまでチカラが必要。それと円というのは面と違い、たったの一点しか接点がないということ。

簡単に考えても、現在のスイング理論には、こんな課題がいっぱいあります。ゆえに勉強する我々に対し、難しい動作や作業を要求してくるのです。